小学生高学年のマウント、友達を見下す言い方は止めるべき?

以前、低学年〜中学年くらいまでの友達の愚痴について記事を書いたのですが、

小学校の高学年になってくると、愚痴だけでなく、マウントを取ったり、友達を下に見ていたり、内容がだんだん変わってきて、正直ドキッとします(汗)

息子はどちらかというと強気なタイプではなく、一歩引くタイプなのですが、家での発言を聞いていると、

「もしかして学校でもこの調子なの?」
「このまま人を見下すようになってしまったらどうしよう」
「ここで一言ガツンと注意しておくべきなのか」

と、とても迷いが出て、低学年〜中学年のころのように、話を聞くだけでいいのかなと思うようにもなりました。

今回は、高学年になって変わってきた息子の愚痴と、家でどう受け止めているのかを、今のやりとりをもとにお話しします。

高学年になって、愚痴が「マウント返し」に変わった

低学年ぐらいだと、まだ嫌なことを細かく言葉にできないこともあり、「嫌なことをされた」で終わっていたのですが、高学年あたりになると、愚痴にマウント返しがつくようになりました。

例えば、
算数の時間に問題を解き終わった子から「俺もうできたし!」と言われたことがあったのですが、

「◯◯が問題早く解けたとか言ってたけど、そいつより俺の方が早く解けてた」
「いつも、できるアピールしてくるけど、俺の方ができるんだよね」

低学年のころなら、「嫌なこと言ってくる子!」ぐらいの愚痴だったのが、そこに言い返すが追加された感じです。

自分の意見を持って言えるようになったという成長でもあるのですが、それを家だけなのか、学校でも言ってるのか気になってしまい、ある時聞いてみたのです。

家で言っていても、学校で言っているとは限らない

私:「その子に、俺の方が早かったって言い返したの?」
息子:「言うわけないじゃん、相手がヒートアップするし」

家であれだけ言っていたので、学校でも言い返しているのかなと思ったのですが、「乗ってもしょうがない」と自分で判断してるんだなと思いました。

でも、モヤモヤした気持ちは絶対あったので、学校では言わずに飲み込んで、家で「俺の方が」と吐き出したのかなと思います。

見下すような言い方も、家では吐き出していいと思う

マウントが始まった時は戸惑いましたが、今は家で吐き出していいと思っています。そう思うようになったのには、いくつか理由があります。

・学校で飲み込んだ分の出口になっている
・「自分は間違っていない」と確かめたい
・否定されないから、また話してくれる

学校では言い返さずに飲み込んでいるので、どこかで出さないと、悔しい気持ちがたまる一方です。家がその出口になっているなら、言い方が少し強くても、それでいいかなと思っています。

それに、マウントを取られると、「お前の方ができない」と言われたような気持ちにもなります。家で「俺の方が早かった」と言うのは、揺らいだ自信を、親に話すことで確かめているようにも見えます。

また、家で話したときに親が否定してしまったら、子どもは次から家でも飲み込むようになると思います。外でも家でも言えなくなったら、悔しい気持ちを出す場所がなくなってしまいます。

息子も、家で受け止めてもらえると分かっているから、話してくれるし、ひとしきり話したあとは、それ以上引きずらないのかなと思っています。(新たな愚痴とマウントはありますが・・・)

聞き方は、低学年のころと同じ

聞くときの対応は、低学年・中学年のころと基本的に同じです。友達の味方はせずに、「それは嫌だよね」「なんでそんなこと言うんだろうね」と、息子の気持ちに同調しています。

聞き方について、詳しくはこちら↓
子どもが友達の悪口を言ったとき、親はどう返せばいい?普段の会話でできること


相手の行動の裏側を、一緒に見る

ここまで読むと、「家で見下すような言い方をOKにしていたら、そのまま人を見下す子になるんじゃない?」と思う方もいると思います。

誰でも、マウントを取ったり、見下すような考えを持つことってあると思いますが、だんだん自分の気持ちをどう切り替えていくのかというのは、成長とともに覚えていきますよね。

その切り替えのきっかけになればと思って、息子が吐き出したあとに、相手の行動の裏側を一緒に考えることがあります。

実際にあったやり取りで言うと、
クラスで学級委員に立候補したとき、同じく立候補した子に「お前には無理だよ」と言われたことがあり、嫌なこと言われた〜と息子が言ってきたことがありました。

そのとき、
「そんなこと言われたの?」「それはかなり嫌な言い方だね」と同調しつつ、
「その子って、いつもきつい言い方なの?」とその子の普段の態度がどんな感じか聞いてみました。

それに対して、息子は、
「そう、いつもキツイ言い方だし、周りの子に言ってるのも聞く」
「実際、頭も良いし、スポーツもできるから、自信があるんだと思う」
と言っていました。

私はその話を聞いて、
「自分にすごく自信があって、それを周りに見せたい子なんだね」
と息子の話をまとめつつ、
「ただ、心のどこかで不安なところがあるから、強く言ってしまうのかもね」
「本当に強い人って、自分が強いんだ!って見せつけないでしょ?そんな感じ」
と返しました。

これは、その子を悪く言いたいわけではありません。
強い言い方の裏には、自信のなさや不安があることもあると思っています。
行動の理由をそうやって想像できると、言われたことを「自分がダメだから」と受け取らずに済みますし、相手を下げて言い返す必要もなくなります。

マウントを取ったり、嫌なことを言ってくる子の裏にどんな気持ちが隠れているのか、一歩引いて考えられるようになると、「俺の方が」と張り合わなくても、自分の気持ちを片づけられるようになるんじゃないかなと思っています。

親の考えに誘導しない

相手の行動の裏側を一緒に考えるときも、「こういうタイプだから、ああいう言い方をするのかもね」くらいで終わらせています。

「あの子は絶対こういう子だよ」とは決めつけません。
それを聞いてどう思うか、どう受け止めるかは、息子に任せています。

それでも、つい親の考えを付け足したくなることはあります。

「そんな言い方しないの」
「言われた子の気持ちも考えてみて」
「あの子みたいにならないでね」

どれも間違ってはいないのですが、全部、親が先に答えを出してしまう言葉です。高学年になると、こういう正論は聞き流されるか、反発されるかのどちらかになりがちで、「注意しても聞く耳を持たない」という悩みもよく見かけます。

相手を反面教師にするかどうか、自分はどう振る舞うかは、息子自身が決めることだと思っています。なので、そこは言わずに待つようにしています。

まとめ

小学校高学年になって、息子の愚痴に「俺の方が」というマウント返しが混ざるようになり、最初は正直戸惑いました。

でも聞いてみると、学校では言い返さずに飲み込んでいて、その分を家で吐き出していただけでした。

マウント返しの混ざった愚痴に、今の我が家はこう向き合っています。

  • 見下すような言い方も、家では否定せずに聞く
  • 吐き出したあとに、相手の行動の裏側を一緒に考える
  • どう受け止めるかは、親の考えに誘導せず本人に任せる

マウントを取られても、張り合わずに自分の気持ちを片づけられるようになってくれたらいいなと思いながら、今日も愚痴を聞いています。(新たなマウントも、まだまだ続いています・・・)





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