あなたは「頭のいい子」というと、どんなイメージがありますか?
小さい頃から好奇心旺盛で、興味のあることをどんどん追求する子。
勉強にも前向きで、物事を理解するのが早い子。
そんな子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私も子どもが小さい頃はそのようなイメージを持っていました。
ですが、子どもの成長を見ていると、必ずしも頭のいい子が小さい頃からこのようなタイプかと言われると、そうでもないと思うようになってきました。
むしろ、ただ夢中になって遊んでいた時間の方が、後から大きな意味を持ってくると感じています。
今回は、我が子の成長を振り返りながら、「頭のいい子」とは何なのか、考えてみたいと思います。
頭のいい子は小さい頃から分かる?
子どもを育てている親なら、一度は「頭のいい子って、小さい頃から何か違うのかな」と気になったことがあるのではないでしょうか。
そして、「うちの子は当てはまるのかな」と考えたこともありますよね。
もちろん、小さい頃から何でもよく理解できたり、大人が驚くような発想をする子もいます。
「この子は賢いな」と感じるような、いわゆる頭のいい子の特徴が分かりやすく出ている子がいるのも事実です。
でも、幼児期に「これができるから頭がいい」「これが苦手だから伸びない」と判断することは難しいと思っています。
子どもの成長スピードは一人ひとり違います。
早くできるようになる子もいれば、時間をかけてじっくり伸びていく子もいます。
幼児期に見えている姿だけでは、その子がこれからどんなふうに伸びていくのかまでは分からないのだと思います。
「頭のいい子」を探していた幼児期
上の子が幼児だった頃、私は、この子の中に「頭のいい子」らしさがないか、探していました。
気になったものには何でも手を伸ばし、興味の赴くままに動き回る。
虫を見つけたら触ってみたり、木登りに挑戦したり。
そんな子どもらしい積極性のある姿を、勝手にイメージしていたんです。
でも、上の子は、そういうタイプではありませんでした。
危なそうなことにはなかなか挑戦しない。
周りの子が楽しそうに木登りをしていても、「やってみたい!」より「怖い」が先にくる。
図鑑を用意しても、自分から開くことはない。
だから、期待していた分、正直、少しがっかりした気持ちもありました。
「もしかして、うちの子は頭のいい子とは違うタイプなのかな」
そんな風に、子どもの姿を見ながら一喜一憂していたんです。
小学生になって見えてきたもの
この子の良さって、どこにあるんだろうと思っていましたが、小学生になってから「あれ?」と思う出来事がありました。
1年生の時、ある日突然、1+1=2、2+2=4……と、紙いっぱいに計算を書き始めたんです。
最初は「珍しく勉強してるな」くらいでしたが、後から見てみると、なんと億まで続いていたのです。
もちろん、1年生なので計算は間違っていました。
でも、それよりも驚いたのは、「飽きずにずっとやってたの?」ということでした。
「すごいな〜」と思うと同時に、
うちの子にこんな集中力あったかな。
この集中力、どこからきたんだろう。
そんな気持ちも湧いてきました。
そして、小さい頃の「遊び」が、ここにつながっているのかもしれないと思ったのです。
当時の息子は、好きなおもちゃなら何時間でも飽きずに遊んでいましたし、野球に興味を持ってからは、何年も同じ遊びを繰り返していました。
当時は「また遊んでるな」「よっぽど好きなのね」ぐらいにしか思っていませんでした。
でも今思うと、好きなことを何度も繰り返す中で、自分なりに考えたり工夫したりする力や、集中する力が少しずつ育っていたのかもしれません。
夢中になれる時間が、その子の土台になる
子育てには、これが正解というものがありません。
特に初めての子育てでは、「これで大丈夫なのかな」と迷うことも多いと思います。
正解を探すあまり、「こういう子になってほしい」という理想を追いかけてしまうこともあります。
私も子どもが小さい頃は、「うちの子はこれができない」と、できないことばかりに目が向いていた時期がありました。
だからこそ、「せっかく遊ぶなら少しでも学びになるものを」「これがこの子のためになるかもしれない」と思って選んでいました。
でも、実際に子どもを見ていると、親が「意味がありそう」と思って用意したものより、「そこに夢中になるの?」と思うようなことに時間を使っていることの方が多かったりします。
だから、大切なのは「どんな遊びをしているか」だけではないのだと思います。
恐竜が好きな子も、虫が好きな子も、電車が好きな子も、ブロックが好きな子もいます。
夢中になるものは、それぞれ違います。
でも、その子が「もっとやりたい」と思えることに何度も向き合う時間は、考える力や工夫する力を育てる土台になっていくのだと思います。
今している遊びにどんな意味があるのか分からなくても、その子が夢中になれるものがあるなら、それはきっと、その子にとって大切な体験の時間なのだと思います。
まとめ
「頭のいい子」というと、つい、好奇心旺盛で、何にでも積極的な姿をイメージしてしまいますよね。
正直、私自身も、そういう分かりやすい特徴ばかりを探していた時期がありました。
それでも、我が子の成長を振り返ってみると、見えてきたことがあります。
- 幼児期に見える姿だけでは、その子の伸びしろは分からない
- 「頭のいい子らしさ」を探すより、その子が何に夢中になっているかを見る
- 遊びの種類ではなく、どれだけ夢中になり続けられているかが大切
- 意味があるかどうかは、後からしか分からない
幼児期は、分かりやすい特徴が見えなくて、不安になることも多いと思います。
でも、小学生になった今、あの頃「ただの遊び」だと思っていたものが、集中する力としてちゃんと形になって出てきているのを感じています。
だから、今、目の前の子が何かに夢中になっているなら、それはきっと、意味のある時間なんだと思います。


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